英検1級取得者が語るライティング対策とは?

この記事はこんな方におススメ!
  • 英検取得を目指している方
  • ライティングが必要な資格試験を受験する予定がある方
  • 効率的なライティング学習方法を知りたい方

ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
この記事では、英検の勉強をしている方に向けてライティングの対策方法を語ります!もちろん、英検に限らず、TOEICやTOEFLなどにも通じるエッセンスはありますので、参考になるはずです。

「リスニングやリーディングと比較して、ライティングの勉強はどうすればいいのかわからない・・・。」

こんなことを感じませんか?
今までライティングに関して相談されること多数・・・。やはり勉強の仕方そのものに悩みますよね。そんな方にぜひ参考にしていただきたいと思ってこの記事を書きました。

ちなみにこの記事を書いている永田勝也は英検に関してこんな経験をしています。

  • 英検1級取得(2017年)
  • 英検サポート実績100名以上
  • 合格実績例:小学4年生で準2級、中学3年生で準1級、高校1年生で1級など
  • 英会話スクールECCで英検対策クラスを担当(5級~2級)
  • オンライン英会話スクールで英検対策を担当(3級~1級)

対策1.マネすることから始めよう

『学ぶ』という言葉の語源をご存知ですか?
『マネる』からきているそうです。ライティングの練習でもこれは当てはまると思います。
ライティングは実際に書く練習をしなければ、書けるようにはなりません。

「何を書けばいいの?」

こんなことを思う方も少なくありません。
そこでおすすめしたいのは、模範解答を書き写しながら、単語単位、1文単位で少しずつ自分の言葉に変えていく練習です。

市販の教材を使って対策をしてももちろんOKですが、実は無料で対策もできてしまいます。
英検はHPで過去問が過去3回分見れますし、模範解答も見ることができるのはご存知でしょうか。TOEICでは絶対にできないことですので、英検でしかできないことです。
ここでは、受験者数が比較的多いであろう2級を例にとって見てみましょう。(2021年度第3回の問題より抜粋)

Today in Japan, many buildings and public areas have a lot of lights for decoration, such as the lights used during Christmas. Do you think this is a good idea?

Points:
Safety
The environment
Tourism

I think it is a good idea that buildings are public areas have lights for decoration. First of all, these lights are a good way to increase the number of tourists. If many people come to see the decorations, they may buy souvenirs from shops and eat at the restaurants in the area. Second, bright lights will help prevent crimes at nighttime. In a bright area, it is easy to see people’s faces and other things clearly. For these reasons, I think it is good for buildings and public areas to have lights for decoration.

この模範解答から、書き方にはパターンやひな形があるということがわかりませんか?
ハイライトしていない部分がずばりそのひな形です。そして、意見の主張の部分はハイライトがしてある通り、全体の文章の半分ちょっとくらいの量です。まずはこの書き方をマネして、ハイライトがしてあるところのみに絞って何を書くか考えてみればいいのです。

そうすると、以下のような構成になりますが、これでライティングでどうやって書けばいいのかわからない問題はほぼ解決です。ちなみに2級に限らず、準1級や1級も基本的にはこうしたひな形があり、単語量は違えど共通している部分も多いです。

  1. 意見の主張(Agree or Disagree)
  2. 理由1とその例(First of all, ~~)
  3. 理由2その例(Second, ~~)
  4. まとめ(For those reasons, I think ~~)

対策2.ベタな主張を考えよう

書き方はわかったので、次にやることはトピックに対してアイデアが出せるかどうかです。まず前提として、ここでは独創的なアイデアで採点者をうならせる必要はまったくありません

あくまで英検のライティングは英語の試験の一環です。
なので、必ずしも事実に基づいている必要はないですし、採点者が読んだときに、「確かにそういう意見もありますね」と思うような内容であれば問題ありません。つまりベタな主張でいいのです。

ただし、ウソを書きすぎるのはあまり良くないと思うのでやめましょう。というのも、ウソが極端すぎると、結果的に内容が一貫した主張にならず、内容の観点から減点になってしまうかもしれないからです。ありきたりな、だれもが思いつくようなベタなアイデアで問題ありません。

また、アイデアもゼロから考える必要はありません。
なぜなら、アイデアを考えるうえで参考になるポイントはすでに問題に書いてあるからです。今回の例であれば、Safety、The Environment、Tourismをもとに、2つ考えてみるといいですね。また、賛成か反対かもどちらでも問題ありません。
大切なのは、自分が主張を思いつきやすい立場に立って選択することです。
ちょっとアイデアだしでもやってみましょう。

Decorationに賛成
  • Safety
    明るいから事故や事件を防げるかもしれない
  • The environment
    廃油を燃料にした環境にやさしいイルミネーションもある
  • Tourism
    観光名所になるかもしれない
    人がたくさんくれば、経済効果もある
Decorationに反対
  • Safety
    光がまぶしくて、もしかしたら事故につながるかもしれない
    イルミネーションで人が多く集まると、スリなどの犯罪も増えるかもしれない
  • The environment
    電気使用も多くなり、地球温暖化などの環境問題につながるかもしれない
  • Tourism
    観光客が多くなると、ごみのポイ捨てや騒音問題なども起こるので、近隣の住人にとってはデメリットになる

ここで書いたアイデアは正直だれでも思いつくものですし、「こいつ、できるぞ・・・」というような要素は一切ないと思います。ただ、それでいいのです。
その中で、自分が書けそうな立場、意見で書いていけばいいのです。ちなみに、アイデアが出ないときは、ネットで調べてみてもいいですね。
結果的にアイデア出しの練習(もちろん日本語でOK)をしていると、経済に絡めたり、教育に絡めたりなど、自分が書きやすい展開のパターンも決まってきます。

対策3.英語の添削をしよう

実際に書いてみた文章が本当に正しい文章なのか。読み手に伝わるのか。
当たり前ですがこれが一番大切です。ちなみに英検のライティングでは、級によって違いは多少あるものの、採点基準も公開されているので、参考にしてみましょう。(英検HPより抜粋)

  • 内容 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか
  • 構成 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
  • 語彙 課題に相応しい語彙を正しく使えているか
  • 文法 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

この内容からわかる通り、内容に加えて、語彙や文法といった英語そのものに対しての観点が大切です。そこで、可能であれば英検に関して知識がある日本人にフィードバックをもらうといいですね。オンライン英会話では日本人で英検に対応している講師もたくさんいますので、そんな講師に相談するのが一番手っ取り早く、確実です。

他にもオンライン英会話はたくさんあるので、ぜひ気になったスクールで体験レッスンなどをしてみるといいですね。ちなみに、フィリピン人講師やNative Speakerとの英会話の場合、英検そのものの知識がなく、何よりフィードバックを完全に理解できない可能性のほうが高いため、日本人講師をおススメします。
また、細かい文法だけであれば、Grammarlyなどの機械添削の無料ツールでもある程度確認できるので、参考程度に使ってみるといいですね。

まとめ

英検のライティング対策、まず何から始めるかクリアになりましたか?
マネすることから始めて、書く練習をしていくと、結果的に自分の言葉になっていきます。
アウトプットする(書く)ことで、使える英語になるということですね。

ちなみに今回紹介したようなライティングの展開のパターンは、英語で自分の意見を主張するうえでのお決まりのパターンです。なので、トピックや単語量は当然変わりますが、TOEFLやIELTSなどのライティングでも根本的な構成は変わりません
今後、英語を使って表現していくうえで、英検のライティングも必ず役に立つことを保証します。
まずは目の前の英検合格に向けてがんばってくださいね!