ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
「留学の切符をかけたTOEFL。なにがなんでも必ずベストスコアを達成したい。」
だれもがこんな強い想いでTOEFLに臨むと思います。
今回の記事では、ベストなパフォーマンスを試験で発揮するために当日の過ごし方を解説します。実際に私はこの過ごし方をして、ベストスコアである107点を取得しています。
TOEFLの試験を控えた方、ぜひ参考にしてください!
目次
TOEFL試験当日の流れ
まずは試験日当日の流れを確認しておきましょう。
なお、会場、曜日によっては午後の部もあるので、注意しましょう。
9:30 チェックイン
10:00 リーディング(54分~72分)
11:00 リスニング(41分~57分)
11:50 休憩(10分)
12:00 スピーキング(17分)
12:20 ライティング(50分)
13:10 試験終了
※ダミー問題によって、リーディング、リスニングの終了時間は異なります。
TOEFL試験当日にやるべきこと第3選
ここでは、TOEFLの試験日当日にやるべきこととして、3つお伝えします。
1.出発の2時間前には起床
TOEFLは10時から始まりますが、チェックインは9:30から開始します。
実際にはもう少し早く到着したいのですが、受験会場までの移動時間を確認し、家を出る2時間前には起床しましょう。
2時間前に起床すれば、余裕を持って準備をすることができます。とにかく焦らないことが大切です。
また、脳科学者の茂木健一郎氏によれば、目覚めてからの3時間が脳が最もよく働くゴールデンタイムだと言われています。(参考:東京法経学院)
そのゴールデンタイムにしっかり英語に触れておくことで、効率的に完全TOEFLモードに脳を切り替えることができます。
そのために、前日に早く寝ることも心掛けたいですね。
2.今まで実施した問題に触れ、TOEFLモードに切り替え
朝のゴールデンタイムに、今までの学習で実施した問題にサラッと触れておきましょう。
リーディングであれば、パッセージを読みながら答えの確認をします。複数のパッセージに触れる必要はなく、1パッセージで十分です。英語を読む脳に切り替えておくことが目的です。
リスニングでは、講義を1つだけでいいので聞いておきたいですね。
5分間の講義をしっかり集中して聞き、聞きながら内容を頭の中に思い浮かべます。この一連の思考回路を本番でできるように、しっかり練習でほぐしておく必要があります。
また、スクリプトを見ながらでOKなので、声に出すオーバーラッピングをやっておきましょう。英語の口慣らしです。日本語と英語は使う口の筋肉が違うので、こちらもスピーキング用に口をほぐしておきましょう。
口慣らしに加えて、スピーキングは今まで作ったサンプルアンサーを暗唱しておきましょう。
落ち着いてしっかり聞き取れるスピードで話す最終確認です。試験本番では、どうしても緊張からか焦って早口になってしまいます。その結果、正しく認識されず、点数につながらない可能性もあります。
ライティングは、表現の確認をする程度で問題ありません。
とにかく試験当日は、【できる自分】をイメージすることが大切です。なので、今まで何度も取り組んだ問題の確認のみでOKです。
3.受験会場には1時間以上前に到着
チェックインは30分前からとなっていますが、できれば1時間前には着くことをおススメします。トイレを余裕を持って済ますことができますし、不測の事態に備えることもできます。
また、TOEFLは一斉スタートの試験ではないので、チェックインをした順番で試験は開始することも覚えておきましょう。
できるだけ最初のほうにチェックインをしておいたほうが、静かなタイミングで取り組める可能性が高くなります。もし遅くなってしまうと、リスニング中に、すでにスピーキングに取り組んでいる方が多くなり、集中できない可能性があります。
ちなみに、受験会場によって、受付順の考え方が変わるので注意しましょう。
秋葉原の昭和通り口テストセンターでは、到着した順番でそのままチェックインが開始します。なので、早めに到着すれば、試験の開始も早くなります。
しかし、池袋西部テストセンターでは、到着順でチェックインはできません。
9:30のチェックイン時間になると、試験管の方が受験者を招集します。そのときに並んだ順でチェックインが進みます。極端な話、そのときにダッシュで先頭に並べば、最初に試験を受けることができます。
正直なところ、これは運の要素も大きいです。
ですが、いずれにしても皆さんが万全な状態で臨むためには、早めに到着し、会場の雰囲気に慣れ、トイレも済ませておくことが大切です。
【ダメ!絶対!】TOEFL試験当日にやってはいけない3つのこと
ここからは、当日にやってはいけないことを3つお伝えします。
パフォーマンスの発揮に悪影響が出ないように、絶対に避けるようにしたいですね。
1.目覚めのコーヒー
「朝は余裕を持って起きたので、ゆっくり目覚めのコーヒーでも・・・」
これは危険なので止めましょう。
カフェインはとにかくトイレに行きたくなってしまいます。一杯だけ、と思うかもしれませんが、TOEFLはトイレとの戦いでもあります。リーディングとリスニングが終わるまでは、2時間以上トイレに行くことができません。
尿意は集中できない最大の原因になりますので、コーヒーは飲まないようにしましょう。
私のおススメは、代わりに白湯を飲むことです。リラックスでき、落ち着けますよ。
2.がっつり朝食
「しっかりモーニングを食べて、体力をつけないと!」
これもやめておきましょう。
朝食をがっつり食べてしまうと、必ず眠くなってしまいます。せっかく朝のゴールデンタイムで、脳が勉強モードになっているので、できればバナナやヨーグルトなど、軽めの朝食で済ませましょう。
リスニングが終わったあとの休憩では、持参した軽食を食べることも可能です。
なので、朝食でがっつり食べておく必要はありませんので、安心してください。
3.気合を入れるエナジードリンク
「試験会場近くのコンビニでレッドブルやモンスターを飲んで、気合を!」
これも絶対にやめましょう。
エナジードリンクはカフェインのかたまりです。試験中300%の確率でトイレに行きたくなります。以前の私がそうでした。
参考までに、コーヒーは一杯当たり84mgのカフェインが含まれています。
それに対して、レッドブルはほぼ同じくらいの量、モンスターに関しては倍近い140mgのカフェインが含まれています。(参考:ひつじの珈琲タイム)
とにかく試験中にトイレに悩まされるのは絶対に避ける必要があります。なので、当日飲むものは、水のみにしましょう。
できれば、お腹を壊さないように常温の水を持っていくのがおススメです。
まとめ
今回は、ベストなパフォーマンスを発揮するためのTOEFLの試験当日の過ごし方をお伝えしました。
TOEFLは1回の受験で36000円程度(2022年11月現在)かかる非常に高額な試験です。
できれば1回でベストスコアを達成して、留学の次の準備に備えたいですよね。そのためには、試験当日の過ごし方もぜひ意識して変えてみてください。
TOEFL学習のコツに関しては、具体的な学習方法などたくさん記事にしています。【資格試験】カテゴリーで全記事見ることができるので、ぜひ参考にしてください!