【Voice Tube】英語学習のコスパってぶっちゃけどう!?

この記事はこんな方におススメ!
  • ネイティブライクな英語を学びたいと思っている方
  • ビジネス場面で使われる英語に興味がある方
  • 英語で英語を学びたいと思っている方

ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
今回も、今まで1万回くらい紹介してきた日本人にとって最強の英語学習ツールの一つであるVoice Tubeを使って、教科書では学べないリアルな英語を学んでいきましょう。

この記事では、ゆる経済学と称して、”Opportunity Cost”と呼ばれる考え方を学んでいきましょう。ちなみに日本語では『機会費用』と言います。ビジネス場面でも使える英語表現がたくさん学べるのはもちろん、機会費用という考え方そのものが、日々選択を迫られる日常に、刺激を与えてくれるかもしれません。英語のワンポイント解説も交えていきますので、ぜひ動画と合わせて最後まで読んでくださいね!

ちなみにVoice Tubeに使い方関してはこちらの記事内で紹介していますので、ご存知でない方はぜひ!。

今回の動画:Opportuniy Cost: The Hidden Cost of Everything

Voice Tubeの動画リンクはこちら

Voice Tubeの動画はYouTubeでも視聴可能ですが、リピート再生や辞書機能などの最強の学習機能が使えませんので、ぜひVoice Tubeで再生してみてください。

Today’s Takeaway①: 重要なものは・・・

This is because when we look at the new opportunity, we compare it with our current situation and think about what is at stake if we would go for it.
(Opportunity costについて考えざるを得ない状況に関して)というのも、新たなチャンスに目を向けたとき、今の自分の状況と照らし合わせて、「このまま行ったらどうなるか」を考えるからです。 (Voice Tubeの和訳から一部変更してます)

“go for it”は会いたくて震えることでお馴染みの西野カナさんの曲名で聞いたことがある方もいるかもしれません。文字通り、そのために行け!ということなので、『頑張れ!』という日本語にピッタリの表現です。

ここで使われている”at stake”もビジネス場面でよく耳にするのでチェックです。
stakeは/stéɪk/と発音されますが、『いきなりス〇ーキ』のステーキと英語の発音は同じです。”at stake”は『問題となっている』という意味や、『~~が懸かっている』という意味で使い、”stake”単体では『賭け(金)』『利害関係』という意味があります。日本語でもステークホルダーという言葉をビジネス場面で使うことがありますが、利害関係者という意味ですね。

Let’s go for it!
頑張ろう!

The fate of the country is at stake.
国家の一大事だ。

Today’s Takeaway②: 機会費用を英語で定義すると・・・

  • Economists define opportunity cost as the benefit we forgo as we trade off one alternative for another, hoping we make the best choice.
    経済学者は機会費用を「最良の選択をするために、ある選択肢と別の選択肢を交換する際に、見送る利益」と定義しています。

難しい言葉が並んでいますが、この表現の中では”define”という言葉の使い方を取り上げましょう。”define”は『定義する』という意味で、前置詞の”as”といっしょによく使います。
他の例文で見てみましょう。

He defines casinos as not gambling.
彼は、カジノはギャンブルじゃないと考えています。

Spam mail is generally defined as unsolicited mailing.
スパムメールとは一般的には、望まないのに送られてくるメールと定義される。

例えばビジネス場面におけるミーティングで、参加者全員で共通認識を持つことは大切ですよね。日本語では暗黙の了解で大丈夫だろうと思っていても、もしかしたらバラバラに状況を理解していることもあるかもしれません。そんなときに、改めて言葉の定義を確認して、目線合わせをしたいときに使えそうですね。

Today’s Takeaway③: さらっと挿入して自然な流れに

One factor can be tuition, which, in our case, is $10,000.
要因のひとつは授業料で、私たちの場合、1万ドルです。

この文章では、”in out case”という表現が文の中に挿入されていますよね。こんな挿入表現は会話でも文章でもよく使われますし、日本語でもたくさん使っています。

大学生のとき、そういえばよくバイクで1人旅に行っていました。
1人旅は自由で、例えばホテルの予約もせず野宿してましたね。

こんな挿入表現、英語でも自然と使いこなせるとかっこいいですね。挿入表現である以上、前後にコンマを使うことも忘れないようにしましょう。ですが、挿入表現を使いすぎると聞き手や読み手が混乱するかもしれないので、まずは基本的な語順で表現できるようになることを目指したいですね。

This kind of experience, which I believe many people also experience, emphasizes the importance of information literacy.
この手の経験は、他の人もしていると思うんですが、情報リテラシーの重要性を強調しています。

Today’s Takeaway④: “For example”からの卒業

Let’s say that by working full-time in a local restaurant, you can earn $20,000 a year.
例えば、地元のレストランでフルタイムで働くことで、年間2万ドルを稼ぐことができるとしましょう。

例を出したいとき、ずっと”for example”ばかり使っていませんか?
実は、”Let’s say”なんて表現もあります。直訳すると、『いっしょに言う』的な感じになりそうですが、実際には『例えば』という意味でも使えますし、『仮に~~だとして』という”If”的な意味でも使えるのでとても便利です。

Okay, let’s say you’re right.
わかったよ。じゃあ君が仮に正しいとしよう。

You can make a lot of money, let’s say, $80,000 a year.
たくさん稼げるよ、例えば年間8万ドルとか。

Today’s Takeaway⑤: 分詞構文も超実用的!

Assuming we go to college for 4 years, we trade off $120,000 for an education that leaves us with empty pockets, many ideas, and a degree.
4年間大学に通うと仮定すると、12万ドルと引き換えに、私たちは空のポケット、多くのアイデア、そして学位を得るための教育を受けることになるのです。

この場合の”Assuming”は分詞構文で”If we assume”として理解すると、スムーズに意味がとれそうですね。分詞構文は、なんとも難しい文法として受験で習った方もいると思います。実際には、リアルな英語の場面では頻度高く使用されます。ちなみに、分詞構文が持つ接続詞の意味は、文脈で理解する必要があります。どんな接続詞の意味でもカバーしちゃうので、便利なようで、文脈がわかっていないと理解に困ってしまうこともあります。

Being so tired, I went straight to bed.
疲れていたので、速攻寝ました。

Accepting your opinion, I still think you have to change your attitude.
意見は認めるけど、態度はやっぱり改めないといけないと思うよ。

英語学習のOpportunity Costを考えてみると・・・?

動画内では、大学に行く場合とそうでない場合の機会費用が比較されていました。
皆さんにとって英語学習のOpportunity Costはどうでしょうか?英語を学ばないという選択肢もありますよね。

おもしろ情報の共有ですが、転職・求人サイトのdodaがTOEICのスコア別平均年収の情報を公開しています。結論としてはTOEICスコアと年収には多少なりとも相関関係があるという結果になっているようです。なんでもTOEIC400点台と900点台では100万円以上の年収の差があるとか。

実際の真偽はちょっと謎ではありますが、あえてリンクは貼りませんので気になる方はご自分でググって見てください。ちなみに900点を超えたスコアを取得している私としては、コメントは控えておきます。(笑)

私も自分の英語学習を振り返り、Opportunity Costの観点からまずは英語にかけた費用をざっくり計算してみました。

支出
  • 教材代:15万円(英文法、TOEIC、英会話などなど)
  • 大学院学費:180万円(Lancasterの学費)
  • その他学費:250万円(短期留学、ワーホリ留学、オンライン英会話など)
  • 受験料:30万円(英検、TOEIC、IELTS、TOEFL)

その額なんと、450万円以上!もう血まみれの大赤字です、たぶん。(笑)
これらの投資した金額と対比して、別の道に進んでいた場合を考えてみます。

私は中学校時代は警察官を目指していたので、もし英語に出会わなければその道に進んでいたかもしれません。ちなみに大卒の警察官の年収を調べてみると、これまたけっこうな金額いただけるんですね。

仮に英語学習に投資せず、警察官になれていれば、けっこういい生活ができているのかも・・・。そんなことを頭の中ではほんのり思いつつ、それでも自分の人生を変えた一番の要素は英語だと思っています。厳密に費用化できず、定性的な観点ではありますが、英語学習に使う時間、費用はOpportunity Cost的にコスパ最強だと思っています。

そんな英語学習によって自分の人生に起こった変化を別記事にしていますので、よければこちらもご覧ください。皆さんが英語を学んだことによって体感している変化は何でしょうか?

まとめ

今回は、英語で学ぶゆる経済学ということで、Opportunity Costについて一緒に考えてみました。教科書英語から脱却し、ぜひリアルな英語表現をどんどん学んでいきましょう。また、今回英語で学んだ”Opportunity Cost”という考え方、皆さんの生活の中でも決断を迫られたときに生かせるかもしれませんね。それでは!

※本記事内で使用した例文は、Weblioやアルクの例文を参照しています。