ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
今回から新しいブログのシリーズを作りました!このシリーズでは、以前から何度も宣伝しまくっているVoice Tubeという英語学習者用の動画まとめサイトで学んだリアルな英語を皆さんに共有していきます。
「こんなリアルな英語があるのか!」
10年以上英語学んでいますが、まだまだ知らないことばかりで、こんな発見の連続です。
日本に住んでいる限り、完全英語環境というのは現実的に難しいですが、ネット上のリソースを使ってリアルな英語を学ぶ機会は自分で作ることができます。
このシリーズでは、私自身が1人の英語学習者として動画から学んだリアルで役に立つ英語表現をどんどん皆さんに共有します!
さっそく今この瞬間から使っていってくださいね!
目次
動画の紹介:可能性は無限大!夢への1歩を踏み出そう!
今回取り上げた動画はこちらです。
英語のタイトルはありませんが、おそらく動画内で使われている”The sky is the limit.”が原題だと思います。
YouTubeからも見れますが、Voice Tube上で見たほうが単語や字幕など学習機能が使えるので、Voice Tubeで見ることをおススメします。
Voice Tube動画リンク: https://jp.voicetube.com/videos/28058
Today’s Takeaway① 家族って英語でどうやって表現するの?
- We’re a family of five.
うちは5人家族です。
英語で『〇〇人家族です』と言うとき、実はけっこう難しいんです。
当然ながら、自分の家族は1つですから、”five families”とは言えませんね。5世帯住宅になってしまいます(-_-;)
ちなみに疑問文では、以下のように言います。早速自己紹介で使ってみましょう。
How many (people) are (there) in your family?
*( )の単語は省略可能です。
Today’s Takeaway② ”Busy”から卒業しましょう!
- It’s a bit hectic.
ちょっと慌ただしいです。
『忙しい』と表現したいとき、”busy”ばかり使っていませんか?
ぜひhecticという単語を使ってみましょう。”hectic”は”busy”よりも忙しい感が出る単語です。日本語でも「ちょっとバタバタしていて」なんて言ったりしますが、まさにピッタリな表現です。
ただし、hecticは人を主語には持ってきませんので、I am hectic.とは言えません。あくまで、『状況が忙しい』という意味です。
ちなみにこんな言い方もできますよ。
I have a hectic work schedule today.
この場合、”hectic”なのは”I”ではなく”work schedule”なので、使い方には気を付けてくださいね。
Today’s Takeaway③ まるで映画のワンシーンのように
- I think we’re just gonna blink our eyes and they’re all gonna be in university or getting married or being away.
瞬きしている間に、みんな大学生になったり、結婚したり、遠くへ行ったりするんだろうなと思います。
“blink”は『瞬きをする』という意味の単語ですが、なんともドラマチックな比喩表現ですね。
英語学習をテキストでしていると、こういった比喩表現を学ぶことはめったにありません。
日本語でも、『あっという間』という言葉がありますが、”fast”や”quick”以外にも、こんな詩的な表現もサラッと使えたら、もう惚れちゃうレベルです。
Today’s Takeaway④ 人生で大切なことは?を真剣に考えてみる
- Dance is a big part of my life.
ダンスは私の人生で大きな部分を占めているの。
つまり、”very important”という意味です。
文脈的には、”the most important”と最上級にしても良さそうですね。いずれにしても、『大切』や『重要』という表現で、”important”以外にこんな表現をしますが、日本語でも同じように表現することもありますよね。日本語と英語、意外と表現方法に関して共通しているというのも面白いところです。
皆さんにとって、人生の大部分を占めているものは何でしょうか?ぜひ考えて文を作ってみましょう。
What is a big part of your life?
Today’s Takeaway⑤ 妄想ワールド全開な比喩表現
- The sky is the limit.
可能性は無限大。
この表現はピンとこない方も多いはず・・・。
直訳すると、『空が限界だ』という意味ですが、当然ながら空には実際は限界がありませんので、真逆の『限界がない』『無限大』という意味になります。納得がいくような、いかないような・・・。ちょっと不思議な表現ですね。
さて、皆さんなら次の質問になんと答えますか?可能性は無限大です♪
ちなみに、wouldを使っているところに、仮定法の気持ちも感じてくださいね。
The sky is the limit. What would you do?
Today’s Takeaway⑥ 感じろ!現在完了のニュアンスを
- I’ve called him at least eight times, and he’s not answering his phone.
少なくとも8回は電話したんだけど、電話に出ないの。
意味はシンプルですが、なぜここで”have called”という現在完了を使っているか、わかるでしょうか。
あえて過去形ではないのは、現在完了が意味するニュアンスを表現したいからですよね。ここでピンときた方は英語の感覚をしっかり身につけることができています。もし怪しい方は、ビビッド英文法の現在完了の説明を読んでみてくださいね。
過去形と現在完了形の使い分け、しっかりリアルな英語で登場しますよ。
Today’s Takeaway⑦ 情報は後付けが基本!関係代名詞①
- This is a dance I’ve always wanted to do.
これは私がずっとしたかったダンスです。
英語は情報を後ろから付け足すという説明のお手本みたいな文章です。
“dance”と”I’ve”の間には関係代名詞のthat/whichが省略されていると考えてもOKです。こんな表現をすると、”dance”を強調する気持ちが表現されますよね。
みなさんがずっとしたかったことは何でしょうか?あえて主語を”I”にせず、別の表現で言ってみましょう。
What is it that you’ve wanted to do?
Today’s Takeaway⑧ 情報は後付けが基本!関係代名詞②
- They won’t be kids forever, which makes today that much more important.
いつまでも子どもじゃないから、今日が大切なんだ。
こちらも同じく、関係代名詞で情報を後ろから付け足しています。
この場合の”which”が表す内容は、前の文章全体である”They won’t be kids forever”ですね。
直訳すると、こんな感じでしょうか。
『子どもたちがいつまでも子どもじゃないということは、今日という日をもっともっと大切なものにするんです。』
ちなみにここで使われている”that”は比較級の”more”を強調している”much”をさらに強調する働きをしています。あえて日本語に直すとちょっと不自然なので和訳にはいれていませんが、こんな”that”の使い方、ご存知だったでしょうか?
『そんなに』とか『それほど』という意味で口語で使われることが多い表現です。
例文でも確認してみましょう。
It was not that difficult. そんなに難しくなかったですよ。
動画の中でも、お父さんが”that”を強調して発音している感じから、気持ちが言葉に表れていますね。
まとめ
リアルな英語の表現、楽しめましたか?
少なくとも、TOEICやTOEFLなどではおそらく出会うことがない英語の表現もあったと思います。まずは、シンプルに、いわゆるスタンダートな英語で表現することが大切です。
しかしながら、言葉は生きている『生もの』ですので、こうしたリアルな表現も覚えて積極的に使っていきたいですね。
たった5分弱の動画でしたが、私も学びになることがたくさんあります。
Use it, or Lose it!
使わなければ忘れてしまいますので、ぜひ今日から実践で使ってみてください!
ではまた次回をお楽しみに。