【TOEFL】スピーキングTask1対策のすべてを公開(テンプレあり)

この記事はこんな方におススメ!
  • Speakingセクションでスコア別の具体的なゴール感を知りたい方
  • Speakingセクションで点数を取るため具体的な対策を知りたい方

ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
今回もまたまたTOEFLの内容に焦点を当てて、皆さんに今日からすぐに実践できる超具体的な練習方法やテンプレを共有します。今回は、SpeakingセクションのTask1を取り上げます。
ちなみに、この記事を書くにあたり様々な英語ブログの記事を見ましたが、

  • 『テンプレを覚えましょう』
  • 『普段から英語を話しましょう』

こんな感じの結論でした。
もちろんその通りですが、もう少し具体的な学習方法やレベル感が知りたいですよね。この記事では、そんな皆さんのモヤモヤをしっかり解消しますよ。Writingの記事と同じく、本記事内で共有しているサンプルアンサーは著作権フリーですので、ご自由にご活用ください♪

Task1の特徴をつかむ

TOEFLのSpeakingセクションは全部で4つのTaskがあります。
その中で、いちばん最初の質問であるTask1はIndependent Task(独立型タスク)です。これは、基本的に2択の問に対して、賛成/反対など自分の立場を答える問題です。他の3つのタスクはReadingやListeningと組み合わせたIntegrated Taskというものですが、そちらはまた別記事で紹介します。

Task1の流れはざっくり以下の通りです。
公式教材のOfficial Testの内容も使って、実際の問題を見てみましょう。

  1. 質問の読みあげ
  2. 15秒の準備時間(メモOK)
  3. 45秒で回答

問題例(Official Test Vol2. Practice Test3より )

Some people think that children should be allowed to watch whatever television programs they choose to. Others think that parents should exercise control over the television programs their children watch. Which do you agree with? Explain why.

子どもは何でも見たいテレビ番組を見ることを許されるべきだと考えている人がいます。子どもが見るテレビ番組に対して、両親がコントロールするべきだと考える人もいます。どちらにあなたは賛成しますか?理由を説明してください。

Speakingセクションで目指すべきスコアを知る

Speakingセクションは、おそらく日本人が一番苦手とするセクションです。
まずは皆さんの目標スコアにあわせて、自分がSpeakingで何点くらいとれれば良いのか、目指すべきゴール感をしっかり把握しましょう。

目標スコアSでの目標スコア目安の単語数(Task1)
100点22点程度90~100単語
90点18点程度80単語程度
70点15点程度60単語程度



Speakingなのに、単語数を数えるの?

こんな疑問をお持ちかもしれませんが、自分が話せる単語数を知ることはスコアアップにおいて必須だと思いましょう。細かい採点基準や機械添削との組み合わせなど、いろいろな記事が紹介していますのでここでは控えますが、どれだけ流暢に英語を発することができているか。とにかくこれがスコアアップの基準です。

ただし、回答のスクリプトを作って単語数を数えるというのは、あまり信頼できるやり方ではありません。スクリプトとして作った場合は、じっくり考えながら作成することになるので、スクリプトの単語数=自分が実際に話せる単語数にはならないからです。

自分が話せる単語数を正確に把握したいですよね。そこで、そのための便利な方法を紹介します。お手元にスマホとタイマーを用意してください。すぐに実施できるものです。

進め方:

  1. スマホで英単語数のカウントができるサイトにアクセス
    (例:Stabuckyなど 【英単語 カウント】で検索)
  2. サイト内の文字入力BOXで、文字入力ではなく音声入力を選択
    (iPhoneの場合は、文字入力画面にあるマイクのマークをタップ)
  3. 手元のタイマーを45秒でセットして、スマホに向かって回答スタート
  4. 話した英語が文字化されるので、サイト内でワンクリックで単語数をカウント

iPhoneに限らず、どのスマホにもPCにも音声入力機能はついています。ちなみに発音のチェックにもなるので一石二鳥です。
こうして調べた単語数は、皆さんがSpeakingセクションでスコアアップを狙う上で、現在地と目標のGapを埋める指標になります。
ちなみに次回以降で紹介する残りの3つのタスクも同じ要領で進めます。

25点を取得した私のサンプルアンサー共有

それではここで先ほどの問いに対するサンプルアンサーを見てみましょう。
ちなみに100点を目指すくらいのレベルまでなら、回答の展開の仕方など間違いなく参考になるはずです。
実際には話しながら” Ah “などの言葉が多少入ることは前提としてください。

総単語数:94 words

I believe parents should control what TV programs their children watch.

The primary reason is that some TV programs are not educational for children. Rather, they might b even harmful.

For example, there are some violent TV dramas in Japan and those may evoke children’s violent behavior to some extent. In fact, some children commit crime simply because they are influenced by such violent drams, so the number of criminal cases committed by children has actually been rising.

That’s why parents should pay attention to what TV programs their children watch to protect them.

構成の必勝パターンとは?

ポイントまとめ
  • I believe parents should control what TV programs their children watch.
    イントロは自分の立場を簡潔に伝えること。
     質問文をそのまま繰り返すのではなく、多少なりともパラフレーズできると◎
  • The primary reason is that some TV programs are not educational for children. Rather, some programs are even harmful.
    メインとなるポイントを端的に
  • For example, there are some violent TV dramas in Japan and those may evoke children’s violent behavior to some extent. In fact, some children commit crime simply because they are influenced by such violent dramas, so the number of criminal cases committed by children has actually been rising.
    具体例の提示
  • That’s why parents should pay attention to what TV programs their children watch to protect them.
    〆の一言

FAQ~よくある質問~

例は2つあったほうがいいですか?1つではダメですか?

例の数によって点数が左右されることはないようです。
私は基本的に1つしか例を出さず、自分の主張になる例をしっかり伝えることを目標にしています。逆に例を2つ出して点数を取る方もいるので、1つでも2つでも、しっかり時間内に話しきれるかどうかがポイントです。ただし、3つ以上は時間内に答えきれず、高確率でクラッシュしますのでおススメしません。

時間が余ったり、逆に言い終わらないと減点になりますか?

程度によると思います。
少なくとも、3秒から4秒程度であれば、しっかり内容を言い切っていることを前提とすると、100点に届くSpeakingのスコアを出した方もたくさん見ています。また、言い終わらない場合も、時間切れのタイミングまでで内容を伝えきっており、最後の結論が言えなかったくらいなら、点数には影響がないようです。

アイデアが思いつかないので、作り話でもOKですか?

はい、問題ありません。ただし、あまりおススメはしません。
作り話はリアリティがなく、現実離れしていることも少なくないので、聞き手はすぐにわかります。作り話だから減点になるのではなく、トピックとズレてしまい、内容の観点で減点になるリスクが高まります。
基本的には自分の経験や実際に見たり聞いたりしたことに多少の脚色も交えて話すくらいにしましょう。

まとめ

今回の内容、いかがでしたでしょうか。
一般的に日本人にとって一番苦手なセクションの内容だからこそ、いつにもまして内容がモリモリになってしまいました。(笑)
具体的なスコアのゴール感、練習方法やサンプルアンサーなど、私がお伝えできる内容は一切出し惜しみなくお伝えしましたので、日々の練習にぜひ生かしてくださいね。
スコアアップ応援してます!