ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
今回は英語学習のTipsとは異なり、私が今まで英語を勉強してきた経験談の共有です。
英語学習のメリットと言えば、大体以下の2点にまとめられますよね。
「外国人とコミュニケーションがとれるようになる」
「留学や海外赴任など、いろいろなチャンスが増える」
これはもちろん事実ですし、おそらく英語学習系ブログでもれなく皆さんが記事にしています。
ここで私はあえて英語力以外で英語学習のメリットもあることを強調したいと思います。特に仕事においてもパフォーマンスが過去の53億倍(個人比)上がっているので、冗談抜きで英語力以外のメリットのほうが私にとっては影響力が大きいかもしれません。
英語の勉強をこれから始めようと考えている方、あるいは英語学習がマンネリ化してきて少し飽きてしまった方、必見です!改めて、モチベーションにつながる内容です。
- 英語学習による英語力以外の3つのメリット
目次
圧倒的なタイムマネジメント能力
まず1つ目はタイムマネジメント能力です。時間管理、スケジューリングは私の得意分野と言っても過言ではありません。仕事でバリバリ活躍できるのは、むしろ英語力よりもタイムマネジメント能力のおかげです。
そんなタイムマネジメント能力を場面ごとに掘り下げて紹介していきます。
スケジューリングの鬼
現在英語学習をしている方、あるいはこれから始める方にぜひ考えていただきたいのですが、日々の生活で英語学習だけに取り組むことって可能でしょうか?
おそらく全員の答えはNoだと思います。
社会人の方であれば仕事との両立が必須ですよね。ときには予期せぬ残業などで、思うように勉強の時間がとれないこともあるでしょう。家庭があり、家族の時間も大切にする必要がある方もいると思います。
大学生の方も、自由な時間は多いかもしれませんが、バイトや大学の勉強との両立は必須です。
つまり、英語の勉強だけに取り組めるという環境はなかなかありません。
その中で、英語学習で最大の効果を出そうと思ったら、確保できる学習時間の最大化を考えますよね。
時間ができたら勉強するのではなく、勉強する時間を最初から決めておく。
それにあわせて、他の予定も調整していく。
仮にスケジュール通りに進まなくても、スケジュールを修正しながら進める。
これは仕事でも役に立ちまくりなスキルで、【時間は自分で作るもの】ということを学びました。逆に、今バリバリ活躍しているビジネスパーソンの方は、英語学習も仕事と同じだと考えてみると、取り組みのパフォーマンスも上がるはずです。
1分1秒の大切さを実感
自分の生活の中で、なんとなく過ごしていた時間
その時間の価値を考えるようになりました。
- 通勤で電車に乗る往復1時間
- カフェで待ち合わせ前の10分間
- 何となくSNSを見ていた時間
- 寝る前のYouTubeを見る時間
これらの時間がムダという訳ではなく、学習時間を確保するために、自分の時間の使い方を改めて見直すきっかけになりました。
その結果、忙しいと言いながら、
「あれ、使える時間ってけっこうあるじゃん、オレ・・・。忙しいアピールしてる場合じゃねぇ!」
こんなことを思うようになりました。
生活習慣が劇的に改善
私はイギリスの大学院でTESOL(英語教授法)を専攻していたのですが、実はイギリスには行ったことがありません。当時は、ベトナムでフルタイムの仕事をしながら、Distance Learning(通信教育)で2年かけて大学院を修了しました。
大学院はPart-time受講と言えど、まあまあな量の論文を毎週読む必要がありました。それを仕事終わりに取り組んでいましたが、読み始めて10分後にはもう寝落ち寸前です。(笑)
「このままじゃヤバイ。課題が追い付かない。」
そんなことを考えた私は、最終的に自分が朝型の人間だと気付き、それ以来、生活は一変しました。
大学院の勉強時間確保のために毎朝4:45に起きて、出勤前に1時間30分必ず大学院の課題に取り組む習慣が身につきました。そして、朝活のために夜も10時くらいに寝るようになり、職場ではしっかり20分昼寝もしてましたね。お酒もほとんど飲まなくなりました。
満ち溢れた自己効力感で人生無双モードに
英語学習をしていると、以前までできなかったことが少しずつできるようになります。私は英検やTOEICなどの資格試験を短期目標に勉強していたので、自分の成果が目に見えてわかることも好きでした。
自分のレベルが上がると、結果的に自信につながります。
その結果、どんな壁にぶち当たったとしても、「今の自分ならできるだろう」とポジティブにとらえる人生無双モードに突入しています。(笑)
自己効力感Maxなエピソード
大学院での学びを終えたあと、帰国して英語コーチングスクールで勤務したいと考えていたのですが、このタイミングでの転職を同僚や友人に本気で心配されていました。
それもそのはず、2020年当時はコロナのピークで、未知のウイルスにより世界が大ダメージを受けていた真っただ中です。さらに、ベトナムと比較して日本での感染状況はケタ違いで、経済的にも日本は大ダメージを受けていましたので、日本での転職も難しいだろうと周りから心配されていました。
「ここまでやりとげた自分なら、必ずどのスクールにいっても成果は出せるし、むしろオンライン教育で選択肢は広がっているはず。」
もう・・・自信しかなかったです。
そして、良くも悪くもオンラインによりガラパゴスな教育が前進するはずという私の確信も正しかったと思います。
ベトナム滞在中に転職活動を始めて、今の会社にすぐ採用してもらい、実際に英語コーチングの最前線で勤務している現状を考えると、「自分ならできる!」という自己効力感も必要だと思います。
ちなみに当時の履歴書には以下のような自己PRを書いていました。もうここまで自信満々だと逆に清々しいです。ちなみに多分アジャイルの使い方間違えてます。(笑)
徹底した目的意識が人生の幸福度を爆上げ
『幸福』という言葉を使うと、急に宗教感が出てしまうのですが・・・。汗
英語学習において、ただ行き当たりばったりで勉強をしても、おそらく成果にはつながりません。また、巷に溢れている英語学習のメソッドをひたすら試しても、なかなか思うような成果にはつながらないでしょう。
なぜその練習が必要なのか。何を目指して取り組むのか。そんな目的意識を持って取り組む必要があります。
第二言語習得論と呼ばれる学問では、外国語を学ぶプロセスを研究しています。
その中では、『●●をすれば、必ず〇〇できるようになる』という絶対的な正解はないとされています。目的意識を持って取り組むからこそ、自分にとっての成果につながります。言われたことをやるだけではダメなんですね。
こんな人生観で生きていますが、常に自分が人生の主役なので、先日人生の幸福度を測ったらメーターが振り切れていました。
まとめ
改めて英語学習のやる気に火がついたでしょうか?
これはあくまで私の経験によるもので、今英語を勉強している皆さんにもそれぞれの変化があるはずです。
英語学習を通して自分がどんな変化をしたのか振り返る。そして、そんな成長している自分を承認し、拍手を。時にはそんな時間をとってみるのはいかがでしょうか。
英語学習で皆さんの人生が前進することを願っての記事でした。ではまた次回。