ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
英語を勉強している皆さん、実際に英語を海外で使ってみたいと思いませんか?
この記事では、私の海外滞在経験を通じて、非英語圏であるベトナムでどの程度英語が通じるのかを紹介していきます。リアルに感じていただけるように、写真も多めです。
ちなみに私は、ベトナムに仕事で約4年滞在していましたが、首都のハノイを中心に、旅行や出張で中部のダナン、南部のホーチミンにも行きました。また、ハノイでは自分のバイクも持っていましたので、外国人が行かないような辺境の地へツーリングに行ったりと、いろいろな冒険をしてきました。
非英語圏の国でも、英語は果たして本当に国際語として機能するんでしょうか。5つの場面を検証していきましょう!
目次
SCENE 1. 空港
これは想像できると思いますが、100%通じます。
空港内にあるチェックイン時の航空会社やおみやげ屋さん、SIMカードの販売業者、税関の職員や両替屋、タクシーの勧誘など、ありとあらゆる表記が英語でも書いてあり、基本的に英語が話せる人しか働いていません。
ただし、雑談などを基本的にするところではありませんので、英語で会話が弾むということはあまりないと思います。
ベトナムの空港はとにかくタクシーの勧誘がすさまじく、ぼったくりに遭う確率も高いです。
言われるがままについていくと、高額な請求をされる可能性もあるので注意しましょう。
そして、グイグイくるタクシーの運転手のおっちゃんたちは、英語で声をかけてくるけど、こちらの英語を聞いて理解することは基本的にできません。(笑)
SCENE 2. 観光地
基本的に英語は通じます。
観光地の案内や近辺のお店、お土産屋さんなどでも、簡単な英語を話せる人が大体います。
例えばハノイであれば、ホアンキエム湖やタイ湖、ちょっと離れてお寺が有名なニンビンや世界遺産にも登録されているハロン湾、少数民族が生活するサパという山でも、基本的に英語が話せる人がいます。
しかし、外国人があまり行かないであろう観光地、つまりローカルのベトナム人向けの観光地では基本的に英語が話せる人はいません。ハノイから50kmくらい離れたバービーというヤギのミルクが有名な町や、ハザンという300kmくらい離れた山間部は、基本的にはローカルのベトナム人向けです。そこでは、英語が話せる人はほとんどいなかったと思います。
ちなみにそんな場所で私は、TOEICに換算すると自称550点くらいのレベル感にある私のベトナム語とジェスチャーで乗り切っていました。
SCENE 3. ホテル
外国人向けのエリアにあるところはもちろん、ローカルの観光地にあるホテルでも基本的に英語は通じます。
料金などは現地語に加えて英語でも表記されています。なので、基本的に意思疎通は基本的にできると思っておいて問題ありません。
ちなみに補足情報ですが、飛び込みで泊まる場合は言葉が通じるかどうかに関わらず、宿泊を拒否される可能性もあります。
実はベトナムは、外国人にはルール上いろいろ厳しい国です。
抜け道はたくさんありますが、外国人が宿泊するときは必ずパスポートが必要ということもあり、露骨に嫌そうな顔をされることもあります。基本的にはBooking.comなどの予約サイトで予約しておいたほうが、言葉の面以外でもいろいろとスムーズで安心です。
SCENE 4. レストランやカフェ
基本的には英語はあまり通じません。
ですが、ハノイやホーチミン、ダナンなどの都心部ではメニューは英語表記のものが置いてあるので、指差しや番号などで注文はできます。ただし、注文した内容と同じものがくる確率は半々くらいなので、ここは覚悟しておいてください。(笑)
英語の問題というよりは、単純にあまり話を聞いていないスタッフの方々もいるので、ホットのコーヒーを頼んだらアイスが出てくるのはベトナムあるあるです。
ちなみに超ローカルのレストランはビアホイ(Bia Hoi)といい、大衆居酒屋的な感じです。文字通りBiaはビールを意味しています。
鍋やいろいろなベトナム料理を囲みながら、一杯50円くらいのビールを飲むところです。
なかなか一人で突っ込むのは勇気がいるかもしれませんが、街中のいたるところにあるので行ってみてください。大体平日の昼間からビールを飲んでいる方々もいますので、日本とは違う世界観に衝撃を受けると思います。
もちろん英語なんてまったく通じません(笑)。
SCENE 5. コンビニやスーパー、デパート
基本的に英語は通じません。
コンビニは、ハノイにはサークルKもありますし、スーパーもたくさんあります。他にも日本のAEONモール的な感じのVincom Center(ビンコムセンター)もあったりしますが、お金持ちのベトナム人がメインのお客さんなため、英語はあまり通じません。
ただし、外国人街にあるコンビニやスーパーは英語が通じるスタッフもいます。
それ以外では、街中の10m感覚くらいで個人商店もあり、お酒やたばこ、お菓子やインスタントラーメンからトイレットペーパーまで一通りなんでも揃います。こういったお店では100%英語は通じませんので、ジェスチャーや商品の写真をスマホで見せて購入します。
ちなみに値段は言い値です。(笑)
まとめ
今回は非英語圏であるベトナムで英語が通じるのかという観点でお伝えしました。
英語を勉強していると、やはり実際に使ってみたくなりますよね。
非英語圏ということで、お互いに英語を学んでいる者同士、プレッシャーなく話せるというメリットがあります。何より、現地の方だけではなく、他の旅行者と話す機会にもつながります。
英語はやはり使って初めて楽しさがわかるもの。
オンライン英会話とは違ったリアルな環境で、ぜひみなさんの気持ちを英語で伝えてみてください。以前のように海外に行けるときもすぐそこかもしれません。
そのときを楽しみに、練習しましょう!