とりあえず・・・で始めるオンライン英会話、ちょっと待って!

この記事はこんな方におススメ!
  • これから英語が話せるようになりたいと思っている方
  • 英語が話せるようになるために、何から始めればいいのかわからない方

ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
いきなりですが、オンライン英会話って本当に身近な存在になりましたね。
私がカナダから帰ってきた10年前は、フィリピンのオンライン英会話で最大手の一つであるレアジョブが流行ったころだったんですが、今はなんとビックリ!
まとめサイトでは20社以上の比較もされているようで、オンライン英会話がどれだけ身近な存在か物語っていますよね。

「全くの初心者だけど、とにかく英語が話せるようになりたい!」

「英会話の練習だから、実際に話す練習をするのが一番効率が良いんでしょう?」

こんなことをお考えの皆さん、ちょっとお待ちください!
確かにオンライン英会話が身近になり、だれでも英会話の練習がいつでもどこでもできる時代になりました。
でも、せっかく勉強するなら時間もお金も最小のコストで、最大のリターンを得たいと思いませんか?

もちろん皆さんにとってのリターンとは、英語が話せる力のこと。
そのために、いきなりオンライン英会話から始めるのは、実は得策ではないかもしれません。
そんな話を、4年間オンライン英会話講師をし、10社程度のオンライン英会話を試してきた私がお伝えしますね。
この記事を読んでから、ぜひ英語学習をスタートさせてください!

一番重要!単語学習

英会話の練習ですが、しっかり単語暗記もやる必要があります。
最低限の英単語を覚えなければそもそも会話で聞き取れないですし、意思疎通もできませんよね。
とにかく話す!と意気込んで、オンライン英会話をやるのもすばらしい行動力ですが、定型文的な挨拶はできても、そこからQ&Aをしたり、やりとりができなかったり・・・。
そんな25分というレッスンの時間を苦痛に感じて、トラウマになってしまう方も実は少なくないんです。

そこで、そもそも英会話は2つの要素で成り立っていることを理解しましょう。

定型文的なやりとり

会話の最初や最後などで使うフレーズ化しているもの

A: How are you dong?
B: (I’m) doing good. How about yourself?

自由作文的なやりとり

会話の展開により生じる質問など、その場で考える必要があるもの

A: What do you think about it?
B: In my opinion, (意見).

実際の会話で、定型文的な内容を知っていれば、最初のあいさつはできるかもしれません。
でもその後で会話をしようと思ったら、自分が知っている単語と文法(構文)知識を組み合わせて話せなかったら、会話のキャッチボールは成り立ちませんよね。

オンライン英会話の中には、定型文的表現を覚え、会話の穴埋め練習をすることで会話ができてる感を出し、受講生を満足させるスクールもあります。
もちろんこういった練習もとても大切ですし、新しい表現やフレーズの導入として私も実践していました。

しかし、会話の穴埋め練習は練習量的にすぐ終わってしまうものなので、教師側のレッスンを進行する難易度って実はけっこう高いんです。
なので、時間が余って結果的にフリートークにってしまうことも多く、そこで気づいてしまうわけです。

「まったく英語が話せないじゃん・・・」

そしてさらに、こう思ってしまうわけですね。

「オンライン英会話って意味ないんじゃ・・・」

改めて、ここでお伝えしたかったのは、自由作文的に瞬時に文が組み立てられるような練習も必要で、そのための知識を身につけなければないと、英会話はできないということです。
つまり、単語と文法学習が少なからず必要になりますね。

単語学習のおススメ

「単語を覚えるなら、とりあえず家にある受験の単語帳とかTOEICの単語帳でいいの?」

こんなことを考えている方もいるかもしれません。
できればTOEICは避けたほうが無難です。TOEIC600点レベルの単語帳でれば日常使いしやすいものもたくさんある一方で、TOEICに特化した単語(cashier:レジ、drawer:引き出し、など)も多くあります。

そこでおすすめは、英会話に特化した単語帳です。
英会話で使われる頻度が高い単語をピックアップしたもので、非常に使いやすいものばかりです。
ぜひ一度書店で実際に見てみるといいですね。
※教材は必ず自分で見てみることをおススメします。必ず好みがあるので、レビューだけではあまり参考になりませんよ。

他にも、英検の単語帳も使えると思います。
英検のメリットは、各級でレベルが明確に分かれており、一般的なトピックを中心に構成されているところです。
まずは英検の各級の単語帳を見て、「あ~この単語見たことあるけど、どう使うんだっけ?」と感じるようなレベルの単語帳を選びましょう。
くれぐれも、全く意味がわからない単語ばかりのっている単語帳を選ばないようにしましょう。

単語と並行して・・・最低限の文法知識を身に着けよう

皆さんは英会話に文法って必要だと思いますか?
今でも文法不要論を唱える方は少なからずいると思います。
実際問題として、会話のゴールを「言いたいことを伝える」とした場合は、文法はなくても何とかなるかもしれません。

一応文法は正しいですが汗

しかしこれでは、一方通行な会話になってしまうという点はもちろん、重要なことを忘れていませんか?
単語の羅列やムチャクチャな文法の英語で話される相手の気持ちはどうでしょうか?

これは決して『(文法的に)正しい英語で話さないといけない』ということではありません。
間違えてもいいんです。どんどん間違えましょう。
ここでのポイントは会話のマインドセットとして、相手の立場に立って話す意識を持つ必要があるということです。

日本に初めて来たアニメ好きなMikeさん

ヘイ!東京Stationどこ?わからない。どこ?教える?

例えばこんな感じで話しかけられたとき、皆さんはどんな印象を受けるでしょうか?
もし仮にこの方がみなさんよりはるかに年下、あるいは年上だとどうでしょう?
あるいは、アニメの影響などで、「おまえ」という言葉を使った場合なら・・・?

こういった状況で、少なくともいい気持ちをする日本人はいませんよね。
私は日本語教師としてベトナムで勤務をしていた経験があるのですが、大学生に「永田!」と呼び捨てにされて、ビックリしたことを覚えています。(笑)

やはり最低限の単語に加えて、文法知識も知っているべきだと思います。お互いのためにも。
それがなければ、お互いのキャッチボールとしてのコミュニケーションはできませんし、皆さんが英語を話す相手全員が、外国人に理解のある方ばかりではありません。
話す言葉が自分のイメージを決めてしまうということですね。

長々と語りましたが、最低限の文法はマナーとして覚えましょうという話です。
文法を覚えていく過程で、必然的にその文法を使った例文に触れ、表現パターンを覚えることにつながります。

例えば、お願いするときにいつも ” Please ~. ” を使っていても、助動詞を学べば “Could/Would you ~ ? “という別の表現を覚えることができます。
さらにさらに、仮定法を学べば ” I would be happy if you could ~. ” というもっと丁寧な表現を知ることもできちゃいます!
これはメリットしかありませんよ♪

文法の始め方

目指すゴールはシンプルです。大学受験の参考書も必要ありませんので安心してください。
中学レベルの英文法をしっかり覚えましょう。まずはこれだけです。

中学レベルの英文法を理解することができれば、日常会話では十分対応できるようになります。正確には、失礼にならない最低限のコミュニケーションが取れ、使っていく中でBetterな表現を覚えていけるレベルになるということです。
なので、出発点は中学英文法だと理解しましょう。もちろん使う練習も大切ですよ。

ちなみに本やYouTubeでも、中学レベルの英文法という風にレベル感がしっかり明記されている教材もたくさんあるのをご存知でしょうか?
文法を学べば、例文にもたくさん触れることができちゃいます。
さらん、その例文の単語を一部入れ替えて、自分のことを表す文を作ってみる。
そんな『自分ゴト化英作文』をしていくと、知っている知識も使える知識になっていきますよ。

例のごとく、『自分ゴト化英作文』は私が勝手に作った言葉なので、悪しからず・・・。

いよいよ挑戦!オンライン英会話

まずは中学レベルの単語と文法をしっかり進めた皆様、お疲れさまでした!
ここまでよく頑張りましたね♪
ではここからは、いよいよオンライン英会話にチャレンジです!
オンライン英会話は実践の場だと思いましょう。
何を実践するかというと、単語や文法を使って話した内容が相手に伝わるか確かめる場です。
そして、その内容のフィードバックをもらう場ですもあります。

つまり、基本的には何も準備せず「ただ話そう!」というフリートークで臨むのはあまりおススメしません。
※もちろん楽しくフリートークをしたい場合は、全力で楽しんでくださいね。

ちなみにオンライン英会話には、以下のような3つの種類があります。

  1. アメリカやイギリス人などの英語のNative Speakerと話すスクール
    (Cambly、Eigoxなど)
  2. フィリピン人やヨーロッパ系の教師と話せるスクール
    (レアジョブ、DMM英会話など)
  3. 日本人教師と話せるスクール
    (ワールドトーク、ABCアカデミーなど)

「英会話をやるならやっぱりアメリカ人と話したい!」

その気持ち、よくわかります。わかりますよ~!
ですが、あえて厳しい現実をお伝えしなければなりません。
英語の初級者の方の場合、ほぼ100%会話が成り立たないんです・・・。
そうなると、結局教師が一方的に話して「もうやりたくない!」と思ってしまい、終わるパターンが多いんです。
実際にそんな日本人の英語学習者とオンライン英会話で何度も話した実体験です。

最初のうちは、日本人教師、あるいは日本語がある程度わかるフィリピン人教師などから始めるほうがいいと思います。
実践の場ですから、自分ができたこと、できなかったことをしっかり振り返らなければもったいないですよね。
そのためには、日本語でのフィードバックも欠かせません。

まとめ

オンライン英会話を始める前に・・・

何をすべきかクリアになったでしょうか。
今までお伝えした内容をロードマップとしてまとめると、こんな感じです。

英会話ロードマップ
  1. 英会話に特化しており、自分のレベルにあった単語帳からスタート!
    ※単語帳の選定基準「あ~これ見たことあるけどどう使うんだっけ?くらいのレベルのもの
  2. 中学レベルの英文法の理解、英作文練習
  3. 日本人講師、もしくは日本語がわかるフィリピン人講師で実践練習としてオンライン英会話にチャレンジ!

オンライン英会話は上手に使うことができれば、最強のツールになりますよ~。
そのための準備をまずはしっかりしましょう!そうすれば英語もペラペラに♪

ちなみにオンライン英会話の上手な使い方、まだまだノウハウお伝えします!
よければこちらも見てくださいね。楽しい英会話ライフをいっしょに始めましょう!