メタ認知ってなに?英語学習との関わりを考える記事

この記事はこんな方におススメ!
  • 効率的な英語学習方法を知りたい方
  • 独学で学習を上手に進めることができない方

ご覧いただきありがとうございます。英語教育者の永田勝也です。
突然ですが、皆さんは『メタ認知』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

メタ認知は自己調整学習やコーチングの観点から、英語学習の成果につながる重要な要素の1つです。そして、このメタ認知は子どもにはない大人の武器なんです。
必ず英語で成果を出している方も意識的か無意識的かはさておき、必ず実践している内容です。
もちろん私もその一人ですよ。

メタ認知を理解することで、結果的に学習の質が高まり、より効率的な学習を進めることができます。
英会話スクールなどでは習わないことですし、今日この瞬間から自分の学習に活かせる内容です。

こんなことを考えている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です
ちなみにここで一つクイズです。以下の●にはどんな数字が入るでしょうか。
この記事を読んでぜひ正解を見つけてくださいね。

学習が成功するかどうか、すなわち目標達成できるかどうかは、●割が学習計画次第である。

メタ認知とは?

メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」ことです。 メタ認知の能力をアップできれば、自分自身を冷静に見られるようになります。 それにより、高い目標の設定やそれを達成する力、問題解決能力などを引き上げることができるでしょう。

カオナビ参照

なにやら難しい言葉で説明が書いてありますね・・・。
わかりやすく言い換えると、メタ認知とは自分を客観視することを意味しています。
果たして英語学習とどんな関係があるでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

英語の勉強を始めようと思ったとき、皆さんはまず何をやりますか?

Amazonのレビューを見て、いちばん高評価の教材買って勉強してみる。

YouTubeでおススメされている英語の勉強方法をとにかく実践しようと思い、TEDでシャドーイングをやってみる。

こういった学習の進め方がムダになるとは全く思いません。
でも、果たして効率的な学習でしょうか。皆さんにとってベストな選択でしょうか。

英語学習を始めるなら、まずは目標とそれを達成するまでの期間、そのための計画作成や進捗の確認、そしてどうやって成果を測るか。
そんなことを、自分を客観視して進めていくことが大切です。
なぜなら、万人受けする絶対的な正解はないからですね。自分で仮説を立て、それを実行していく学習のPDCAサイクルが欠かせません。

こんな進め方を通して、自分にとっての最適解を探していく。
これがメタ認知を英語学習に応用するということだと思います。

メタ認知と学習計画

学習が成功するかどうか、すなわち目標達成できるかどうかは、●割が学習計画次第である。

冒頭の質問の答えですが、考えてみましたか?
もちろん明確な答えがあるわけではなく、正解は人それぞれだと思います。
英語に限らず、学習や仕事も踏まえてご自分の経験を振り返って、皆さんはどんな数字を考えたでしょうか。

私の学習者としての経験、それから教育者としての経験、さらには科学的な観点も踏まえると、8割程度は計画によるところが大きいと思います。
この8割という数字、決して適当ではなくある程度信頼できる数字だと思います。
目の前の課題を一心不乱にやるしかないという段階は確かにあります。
しかし、以下の3点のポイントを理解して、計画を作らず進めてしまうと、残念ながら学習は三日坊主で終わってしまうことが多いからです。

ポイント1 学習はそもそも1回/1日で完結することは少ない

継続して学習をしなければ、当然のことながら成果にはつながりません。

当たり前と言えば当たり前ですね。
英語学習は目標による程度の差はあれど、基本的には長期戦なのです。
そして、計画がなければ思いついたとき、あるいはやる気が高まっている瞬間だけ取り組むことになってしまい、結果的に学習の優先順位は下がってしまいます。
それでは継続することができませんね。

ダイエットを例にとって考えてみましょう。
最初はがんばってジムに行くものの、自然と行かなくなってしまった。そんな経験はありませんか?
続けるためには、曜日を固定したり、ジムでの運動のために仕事や外食の予定をコントロールする必要があります。
場当たり的な取り組みでは、継続はとても難しく、人間のメンタルは意外と豆腐だということがわかりますね。(笑)

ポイント2 モチベーションのためには成長実感が必要

モチベーションは、待っていても自然と湧いてくるものではありません。
学習していく中で、自分の成長が大切です。モチベーションは自分で管理するものなのです。
そのためには、自分の成長実感が欠かせません。
自分が何ができるようになったのか、学習の開始時と開始後をある期間内で比較しないと、自分の成長が可視化できないですよね。

場当たり的に学習をしていると、その比較が正しくできません。
結果的に「あまり成長していないかも・・・」と感じ、学習から自ずと遠ざかってしまいます。学習計画なしの学習では、自分の成長の発見はなかなか難しいのです。

ちなみにこちらの記事で成長実感の見つけ方を紹介しています。
ぜひモチベーションに火をつけるネタとして読んでみてくださいね。

ポイント3 学習計画=PDCAを回すための材料

完璧な学習という魔法は残念ながら・・・ありません。
常に改善をしていきながら、自分のベストを尽くす。これに尽きます。
このベストを尽くすという点も、現状と目標によって絶えず変化しているわけですね。

学習計画がしっかりあれば、進めていきながら計画と実際の差異を確認し、その対策や傾向から次回の改善につなげることができます。
原因と結果がわからなければ、当然のことながら正しい改善はできませんので、それを見つけ出すために、計画はやはり必要なのです。
計画通りに進めることが不可欠なのではなく、差異があることを前提として、その原因や対策を考え、実行していくことに意味があります。
ズバリ何度もお伝えしている学習のPDCAサイクルです。

今日から実践!アクションプラン

ここまで若干根性論のような話もありましたが、メタ認知に関してお伝えをしてきました。
ここからは、今日から実践できるメタ認知を使ったアクションプランを考えてみましょう♪
ちなみに学習の内容に関しては、皆さんのレベルによって大きく異なるので、学習時間に特化して考えてみましょう。

メタ認知的時間の使い方
  1. 1週間の学習時間を最低ラインと理想の時間の2パターンで予想
  2. その最低ライン、理想の時間の確保するために、1日で使える時間をカレンダーなどでブロック
  3. 1日の終わりにそのカレンダー通りにできたこと、できなかったことを振り返り、原因をメモする
  4. 翌日分のスケジュールを必要に応じてアップデート

この学習サイクルで考えてみましょう。
ちなみに①で学習時間の最低ラインと理想の時間という2パターンをあえて考えるのには、もちろん理由があります。

最初はやる気が高く、生活のために必要な時間以外はすべて勉強に充てられると思ってしまいがちです。
しかし、ソファでだらだらする時間など一見ムダに思える時間も、ときには必要な時間なんです。
なので、理想の時間と最低ラインを把握しておくことで、仮に理想の時間に達しなかったとしても、最低ラインをクリアしてさえいれば、気持ちの面でも過剰なプレッシャーにはなりませんよね。

さらにさらに、こんなサイクルを繰り返していくと、自分の傾向がよりはっきりとわかるというメリットがあります。
どんなイベントが起こったときに計画が乱れやすいか、その頻度、そもそも計画していた学習時間が妥当だったのかなど、必ず自分がわからなかった自分の状況がわかります。
まさしく自己分析ですね。よく英語コーチングのクラスで、フィードバックとして言われる私が言われる内容です。(笑)

ちょっと話がズレましたが、これを繰り返すことで、常に学習時間に対しての意識を持ち、見通しを持った時間の使い方になります。
最終的に日々の行動そのものが変わってくるはずです。
自分のことは、自分が思っているほど実はわかっていない。そんなことに気づけますよ。

まとめ

メタ認知の理解、できたでしょうか?

「学習計画をしっかり立てないと・・・」

そんなことを今考えている方もいるかもしれません。
今は学習時間を管理するアプリなど、様々なツールを使って手軽に管理ができるようになっています。
しかし、どんな便利なツールがあっても、最終的には自分がやるか、やらないか。
当たり前ですが、常に選択肢は皆さんが持っているということを忘れないでくださいね。

とは言ったものの、まずは学習計画をしっかり考えてみましょう。
ぜひ今日、今この瞬間から実践してみてください。
そして、振り返って発見できた自分の成長をぜひ私に教えてください♪
では次回をお楽しみに。